●特殊系リキュール●
原料別に前記のいずれにも分類しにくいリキュールを特殊系とする。
その代表的なものが、クリーム・リキュール。これまではアルコールとクリームを一体化させることは困難だったが、食品工業技術の進歩が、新しいタイプのリキュールを生み出した。
● クリーム系その他のリキュール
ここまで紹介してきた、植物性成分を主原料とするリキュールのほかにも、生クリームや卵などの動物性成分を使ったリキュールもある。
脂肪とタンパク質を多く含むクリームを、アルコールと融合させるのは難しかったが、現在の食品工業技術の向上により可能になった。
クリーム入りリキュールは、ボトル開封後は冷蔵保存し、早めに使い切ったほうがよい。
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ベイリーズ アイリッシュ クリーム アルコール度17度/エキス分21% 蒸留酒とクリームをブレンドした。アイルランドの伝統的なウイスキーの飲み方を再現した、人気のリキュール。 |
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ディサローノ ベルベット アルコール度17度 「ディサローノ アマレット」をベースに、フレッシュクリームやバニラを加えてつくられた、優雅な甘みがとろけるクリームリキュール。ココナッツウォーターで割るのがオススメ! |
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モーツァルト チョコレートクリーム アルコール度17度/エキス分26% ミルクチョコレート、ヘーゼルナッツ・ヌガー、キルシュヴァッサーの3つが織り成す甘美な味。 アイスクリームにかけてもおいしい。 |
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ワニンクス アドヴォカート アルコール度17度/エキス分30% ブランデーに卵黄や砂糖、バニラを加えて熟成させたリキュール。 アドヴォカートはオランダ語で「弁護士」を意味する。これを飲むと弁護士のように雄弁になるとか。 |
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ジンジャー・ワイン アルコール度13度 生姜と白ワインをブレンドして造った酒。本来ならリキュールの分類には入らないが、生姜フレーバーと甘みがリキュールに近いことからか、リキュールの一種として扱われている。 |